晴れたらやまのぼり

長野の山を中心に、ゆるーい山行記録

2022.08.10-11 富士山 ついに日本一のお山へ!その2

初めての富士山、2日目の記録です。

1日目の記録はこちら。

chipaca.hatenablog.com

 

AM4:00 起床

もう寝れる気配もなかったので、ご来光にはまだ少し早いけど起床。

朝焼けが始まっていました。

段々と明るくなっていく空にテンション爆上がり。

外でJ-waveのラジオがかかっていてこれがまたいい雰囲気にさせるんですよ。わかってるわ小屋番さん。

 

静かに太陽が昇ってきます。

みんなで静かにご来光の瞬間を見つめました。これから眼下の街の1日の始まるんだなあーと思うとなんだか感動しちゃいます。

100点満点のご来光でした。御殿場ルートのいいところは小屋からもご来光が見れるところですね。

 

AM5:30 朝ご飯のハムエッグを食べていざ山頂へ出発です。

今日もお天気は期待できそう。

 

ここから山頂まで約2時間。ガレガレの道を行きます。

一気に火山っぽさが出てきました。

 

とにかく「急がない」「大きく深呼吸をしながら登る」ことを意識しました。ここで高山病になったら勿体無いすぎる。

ここから宝永山まで滑り台できそう…

 

見えてきたー!もう少しだー!

 

AM7:00 富士山御殿場口山頂

いきなり火口がどーんとありました。

長年遠くのお山から見続けた富士山山頂にようやく到着ー!

 

頂上浅間大社でお参り。

ちょうどご来光登山を終えた人と入れ違いだったのか、思っていたよりも人が少なかった印象です。

 

ここからお鉢めぐり。山頂を1周するのに1時間半です。やはり日本一のお山はスケールが違います。

相模湾方面

 

駿河湾方面

 

南アルプス

 

八ヶ岳。ちっちゃー!

 

左奥は、、東京方面?

見渡せる景色の広さに本当に感動しました。こんなにも視界が広くて、空も近くて、遠くまで見渡せるなんて、360度展望の概念が完全に覆りました。今までも360度展望の山を好んで登っていましたが、日本一高い山からの眺めはやっぱり他の山では味わえない魅力があります。来てよかった。

 

もう少しじっくり景色を眺めたいところでしたが、とにかく風が強くて体温が奪われそうだったので、ほどほどのところで下山します。

山頂の自販機で缶コーヒー600円だったのには目ん玉が飛び出ました。これが本当の富士山価格。でも売り切れてた。気持ちはわかる。

 

さて、ここから長ーーーい下山道です。

まず、山頂から赤岩八号館までの下りは結構技術がいるなあと思いました。ガレガレ、ザレザレで浮き石も多くすべりやすいです。しかも前後に人が多く、追い抜きたいor追い抜いてほしい、登りとのすれ違いなど、気を配りながら下ることに神経を使いました。

 

山小屋でデポしていた荷物を受け取ったら、大砂走りに備えてゲイターを装着。

御殿場ルートの下山道を使うならゲイターあった方がいいです。本当に。 私も長年ゲイター買うのを渋っていましたが、今回大砂走りのために買いました。そして買っといて本当によかったです。

ふかふかの砂の上を歩きます。

砂走りの名の通り、本当に走りたくなるほどにふかふかだったので童心に帰って走りました。楽しすぎる(笑)

でも調子に乗るのは禁物です。調子に乗って全速力で走ると、運動会のお父さん状態になります。先走る気持ちに対して運動能力が追いつかず、盛大にこけるアレです。

 

6合目のところで少し大砂走りを外れて宝永山へ向かいます。

 

スケールすご、、、日本じゃないみたい。

今回の山行で一番鳥肌モノの景色でした。今まで何度も遠くから宝永火口を見ていましたが、やっぱり間近で見ると迫力が全然違います。

 

山頂火口は約5000年前が最後の爆発的噴火ということで、生々しさはなくなっているように見えました。一方、こちらの宝永火口は噴火したのが約300年前ということで、まだ当時を思わせるような爆発的な雰囲気が残っている感じがします。山肌がえぐれているのがかなり生々しい。

こんな景色が日本にもあるのかあーと思いつつぼーっとえぐられた斜面を眺めます。

とはいえこちらもかなり風が強かったので、ほどほどのところで下山。側火山とはいえ標高2693m。普通に日本アルプスに匹敵する高さがありますしね。

 

この後はまた大砂走りを下ります。

ゲイター大活躍。むしろないと小石や砂が靴の中に入りまくって、下山どころではない気がします。前回その1で富士山に登る時に絶対必要なのは“お金“と書きましたが、御殿場ルートに限ってはゲイターかもしれないです。

 

そしてこの大砂走り、すごく楽しいのですが欠点があります。

それは砂ぼこりが舞い上がって服やらザック、髪の毛、耳の中などなど砂まみれになることです。サングラスとバラクラバは持っていたので、目鼻口はガードできましたが、もしなかったら目も痛いし砂も口の中に入るし結構大変だったのではないかと想像します。

そんな中トレランの人が、ゲイターも目鼻口を守るものも何もない装備のまま、ものすごい速さで通過して行きました。トレランの人の運動能力と精神力にはいつも驚かされます…(´⊙ω⊙`)

 

最後は流石に疲労が溜まってきて、足がくにゃくにゃ状態になりながら駐車場に到着。

お疲れ様でしたー!冷えたポカリおいしっ!

 

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行きたいと思いながらも混雑に怖気付いてなかなか足が進まなかった富士山。でも本当に行ってよかった!

「登るより見る山」なんてことはなくて、「見ても良し、登っても良しな山」ですね。これからの富士見登山がさらに捗りそうです(°▽°)

 

そして次は山小屋で出会ったマダムたちを見習って、吉田口1合目からチャレンジしてみたい。