2022.08.10-11 富士山 ついに日本一のお山へ!その1
こんにちは。
登山を始めて5年目。今回はようやく行くことができたこのお山の記録です。
富士山
昨年富士見登山にハマった私。
富士山を見て登りたい気持ちを貯めに貯めて、今回お盆連休が始まる前に行ってきました!
(今回は文字多めの記録となっております)
準備
お盆のこの時期、富士山が混むのはわかっていました。
でも、そもそも登れる期間が2か月しかないので、「もしかしてこれ待ってるだけじゃいつまでも登れないんじゃ?」とようやく気づき(笑)、8月中で晴れる日+会社を休める日が合えば行こうと決めていました。
ルートは御殿場ルート一択。登山道が空いていて、駐車場が無料だから。 しかも標高1450mから登るので、高山病になりにくいと思ったのです。
8月1週目に入り、週間予報を見ているとお盆の後半は天気が悪そうでした。
私の会社は8/11から連休に入るのですが、8/11-12は山の日で絶対混む。前日の8/10と組み合わせれば混雑度はまだマシじゃないかと考えたのです。(もはや空いている富士山に行くのは諦めています笑)
前日8/9まで粘って、天気予報とにらめっこしましたが2日とも天気は崩れなさそう。これは行ける。
急いで御殿場コース7合9勺にある赤岩八号館に電話したところ、1人だったら空いてるとのこと。わーい(*'ω'*)
そんなこんなで、緻密な?山行計画により人生初の富士登山が始まりました。
AM1:00 道の駅すばしり
8時まで残業という異例の事態により、家を出るのが大幅に遅れこんな時間に。しかも5合目の駐車場に行ったら、午前0:30~4:00まで駐車場閉鎖してて入れず。旅にトラブルはつきものということで、仕方なく道の駅で車中泊です。
まあ弾丸登山の人も居るくらいだし3時間寝れば大丈夫でしょう。
初めて見る夜富士山。車から撮ったからブレブレ。
煌々と輝くヘッドランプと山小屋の灯りが異様でした。やはり他の山とは違いますな…
AM4:30 御殿場口第2駐車場
トレラン装備の人が多くてびっくり。時間帯にもよると思いますが、この時間はトレランと登山の人が半々ぐらいでした。
快晴の中、山頂へしゅっぱーつ!待ってろふじさん!
登り初めて10分で大石小屋です。
はい。今回ストックは忘れず持ってきましたっ
個人的に富士山で絶対忘れてはいけないものは“お金“だと思っています。
言い方は悪いですが、富士山だけは金さえあれば何とかなる(笑) ということで、今回は荷物を減らすために嗜好品や水は少なめ、所持金多めで出発しております。
さて、最初からただひたすらに砂の道を登ります。
なるほど、富士山はルートが単調で飽きると言われてるのはこういうことかと納得。確かに登山道というよりは、他の山でいう林道をひたすら歩いている感じです。
でも私的には景色を見ながらずっと登れるのであまり飽きませんでした。
二ツ塚。少し寒くなったらここに登りに来るのも面白そう。
宝永山。実はずっと行ってみたかった山です。明日行きますよおー
トレランの人にどんどん抜かされます。でも気にしない。
今回は超ゆっくり行こうと決めていました。今まで標高3000mを超えたのは乗鞍岳・御嶽山だけだったので、自分の高山病への耐性がよくわからなかったのです。
しかも累積標高2300mを一気に上がるのも初めてだったので、体力的な不安も少しありました。
7合目
もうすぐ3,000mを超えますが幸い高山病の症状はなし。これは大丈夫そう!
13:00 赤岩八号館
山小屋一番乗り。女性1人ということで壁側の端っこを割り当ててくれました。嬉しい!
コロナで人数制限してるとはいえやはり富士山の山小屋。寝るスペースは必要最小限です。
私は尾瀬と燕山荘しか山小屋経験がない(どちらも山小屋というには勿体ないほどのホスピタリティです)ので、 贅沢は言っちゃいけないけど寝れるかどうか少し心配です…
今から山頂に行くこともできましたが、風もかなり強かったし高度順応もしたかったので山小屋でまったりすることに。
コーヒー飲みながら小屋に置いてある雑誌を見たり。
外のベンチで雲が湧いては消えるのを眺めたり、ボケーっと登山者の姿を追ったり。
とても贅沢な時間の使い方です。
まったりしていて富士山は他の山とは違うなあと思ったことがいくつかありました。
まずは、16時でも赤岩八号館を通過する日帰り登山者が結構いること。まだここ3,300mだよ?!って思ったけど、そもそも「日没までに下りないといけない」という概念が富士山にはないのかもしれないです。
あとは、16時を過ぎても全然山小屋に人がいないので、「本当に今日満員なのかや?」って思ってたら、16時半過ぎたぐらいから一気に宿泊者がどわーっとやってきたこと。「遅くとも15時までには山小屋に」なんていう決まり文句も富士山は例外です。
一番びっくりしたのは、トレーナー+ジーパン+スニーカーの人が本当にいること。日本最高峰に登るんだから流石にそれは都市伝説だと思っていましたが、普通に10人くらいいました。難易度も必要な装備も違うので単純な比較はできませんが、北岳とか奥穂高岳にその服装で行く人は聞いたことがないので、富士山舐められてる感がありますな。
17:00 夕食
夜はカレー。しかもおかわり自由。
赤岩八号館のカレーは美味しくて有名とのことです。確かにモッタリ濃厚系のルーで美味しかった!私はシャビシャビ系よりもモッタリ系の方が好きなのでがっつりおかわりしちゃいました。写真忘れちゃったな。
そのあとツアーの女性陣と少しだけおしゃべりしました。 2泊3日の富士登山の途中とのこと。1日目は吉田口1合目から登り始めて5合目の佐藤小屋に宿泊。2日目は山頂まで登ってお鉢巡りをして、7合9勺にある赤岩八号館に宿泊。3日目は宝永山経由で御殿場口に降りるそうです。
日帰りで登る人もいる中あえて2泊3日するところが大人な楽しみ方だなーと思いました。富士山の魅力を色んな角度から味わえるのもいい。皆さん60代って感じだったけど、高齢者なんて呼ぶのはおこがましいほどにみんな元気でユーモアもあって、夜から朝までシャキシャキしてました。若い人のほうがぐうたらしてたわww
車中泊であまり寝れていなかったので19:30ごろ就寝です。
そんなこんなで1日目は初めての富士登山の雰囲気を味わいつつ、時に戸惑いつつ、色々と楽しみました(*'ω'*)
2日目に続く♪
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さて…今回の富士登山なのですが予想通りぜんっぜん寝れなかったので、自分用に忘備録として残します。
22:30 息苦しさと血流の滞りで目が覚める。
今まで気づかなかったのですが、私は寝ているとき無意識に手を広げたり、足をストレッチしたり、寝返りを頻繁に打って丁度いい体勢を見つけていることが分かりました。これら全てが狭すぎてできなかったため、身体中にモヤモヤ、ウズウズ?が溜まって発狂しそうでした。大袈裟でなく「もああーーっ!」って足をばたつかせたい感じです(笑)このうずうずした感覚、他の人もあるのかな?
しかも寝床が端っこな上に、頭を壁側に向けていたため酸欠気味に。ただでさえ標高が高くて酸素が薄いのに…心臓の鼓動は速くなるし息切れしてくるし、とても寝れる状態ではなかったです。もはや体操座りの方が寝れるレベル。
上体を起こして酸素を取り入れると、身体中の隅々に爽快な物質が行き渡ってスッキリするのを感じました。(あやしい吸引装置ではございません)
隣の人の迷惑にならないよう最小限のストレッチをして血流を良くしつつ、1時間ぐらいぼーっとしてようやく2度目の就寝。
でもやっぱり深夜2時頃酸欠で目覚める。
次は一度外に出ました。外の空気の美味しいことよ。酸素はマジで大切(´-ω-`) そしてこの時間でも登ってくる人がいてびっくり。確かに山頂ご来光にはちょうどいい時間だけど。
また2時半頃布団に入りましたが、その後は他の寝れなくなった人が起き始めたので、色々な音が気になってしまい、結局ほとんど寝れないまま4時頃起床しました。
やたら動き回ってしまって隣のマダムには本当に申し訳なかったです。それでも朝起きた時にマダムが「眠れましたか?」って聞いてくれて「マダム・・・(;ω;)」ってなりました。寝れてないのがバレてたんでしょうなあ。
結果として私の睡眠には、無音+広いスペースが必要なことがよーくわかりました。今回の場合は、頭の向きを逆にしたほうがまだ眠れた気がします。
今は70〜80人定員だけど、コロナ前はMax140人山小屋に入れてたそうです。一体どんな体勢で寝なあかんかったんや…
今回は睡眠に関して自分のセンシティブさに気付けたことが収穫でした。今テント泊を始めようと装備を揃えているのですが、快適に眠れるように何か対策を考えないとだめかもですね(。-_-。)